政策と基本姿勢

繋(つなげる) ~分断ではなく、共助の地域社会を~

 市政のテーマはすべて繋がっています。私はいつも、市の施策を全体としてひとつの有機体として考えています。例えば、道路の渋滞解消を図る取り組みは、交通安全対策にとどまらず、生み出された時間は労働時間の短縮と生産性の向上に繋がり、さらには資源の節減にも通じます。公園・遊歩道整備は緑政土木局所管でありながら、その目的を考えれば健康増進施策です。学校教育の推進や保育の充実はまさに次世代育成であり、持続可能な社会を構築していくうえでの根幹に外なりません。そして道路清掃業務は治安対策と密接に関連しています。また、コロナ禍で2年連続中止を余儀なくされてしまった各地域の盆踊りや夏祭りは、単なる夏の風物詩、遊興かといえば然に非ず、会場設営や住民同士の顔合わせ、炊出しなどは災害時に応用できるとても大切な取組みであり、市としてもそうした認識を持つことが、コミュニティの維持、地域力の向上につながるのだと信じています。
 効率性やわかりやすさを重視し、行政は基本的にタテワリで推進されていますが、このタテワリにヨコイトを通し、市政の課題を、まさに有機的に結びつけることこそ政治の重要な役割であるはずです。だから議員や市議団にとって、地域の声を聴き、その声を反映させる予算要望活動は極めて大切な取組みであり、市が預かった税の使い道を真剣に考え、よりおおぜいが納得でき、理に適った結論を出すために心血を注ぐことこそ議員の使命だと思います。そして、税負担の適正性について常に検証し、その負担を軽くする取組みは不断のものであるべきです。しかし、説明を省き、“市民税減税さえ実施すれば、すべてがうまくいく”などいった姿勢は、私にはどう考えても得心ができないのです。
 人はみな繋がり、支え合って生きています。私はこれまでの経験と実績の基に、分断を招く市政ではなく、おおぜいの共助を無理なく生み出すことのできる本来の市政をめざして、引き続き市議会で精いっぱい働きたいと心から願っています。
  2022年12月

名古屋市議会議員  はっとり将也 (54才)

Ⅰ.いのち!

 いのちを第一に、乳幼児・子どもたちからお年寄りまで市民の健康に意を注ぐとともに、福祉施策の充実を進め、だれ一人として取り残さない市政をめざします。いつも、いざという時を念頭に、南海トラフ巨大地震やゲリラ豪雨、風水害等に備え、減災・危機管理態勢の維持、強化を推し進めます。

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Ⅱ.つながる

 持続可能な社会をめざし、脱炭素の取組みを推進するとともに、適切な水道や道路の管理、ごみ収集など生活環境にかかわる施策にも力点をおきます。そして、地域コミュニティの維持・再生や文化振興・交流促進に注力し、人と人とがつながる都市をめざします。また、人口減少時代を見据え、変化に対応しうる市政の構築をめざします。

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Ⅲ.みらい

 「子どもたち・若者こそ未来」との認識に立ち、学校教育の充実、保育はじめ子育て環境の整備に取り組みます。そして、いじめや児童虐待の防止施策の推進など、子どもたちの育ちの環境や、次代を担う人材の育成に意を注ぎます。

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Ⅳ.信頼の市政

 相応な大都市制度の確立をめざし、国等に対し、大都市住民が軽視されることのないよう継続して働きかけます。また、税の使途を厳格にチェックし、メリハリのある予算執行を促すことで財政健全化と市民サービスのクオリティ堅持の両立を図ります。

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Ⅴ.明日の北区

 名古屋の北玄関である北区は16万人以上を擁し、一定規模の市と同程度の人口を誇る行政区です。交通の要衝でありながら河川など自然に恵まれ、農が息づくなど、可能性豊かな街です。しかし、解消すべきさまざまな課題も存在します。ふるさと北区のために、以下のテーマに取り組みます。

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