～生命の尊厳を、第一に考える名古屋でありたい～
災害時、市民のいのちを守るため、公助を担うのは基礎自治体の大きな責務です。南海トラフ巨大地震やゲリラ豪雨等に備え、減災・危機管理態勢の強化に真正面から取り組んでいきます。また、深刻な社会問題であるいじめや児童虐待の防止施策を推進します。さらにカラー舗装化をはじめとする交通安全対策や生活環境の保全対策を進めます。
やっぱり災害対策、まず先に！
１ 防災態勢の確立と強化
(１)南海トラフ巨大地震対策を、国、県と連携して強力に推進します。
(２)震災対策実施計画を策定し、実効性あるものとして検証します。
(３)震災避難行動ガイドライン(震災避難なごやルール)を策定し、着実に推進します。
(４)民間木造住宅のさらなる耐震改修で減災政策を推進します。
(５)豪雨・治水対策は広域的視点でひきつづき強力に推進します。
(６)発災時、情報伝達にかかる市と区の連携体制を強化するとともに、「市・区」と民間企業・団体との協力、信頼関係の構築をめざします。
(７)防災における近隣市町との相互連携を推進します。
(８)避難所のあり方、災害時要援護者対応のあり方を検証します。
(９)消防力、救急・救命機能を強化するとともに、消防署と消防団の連携を促進し、団員の処遇改善に努めます。
２ 人権の尊重、児童虐待の防止・いじめ根絶
(１)だれもが人として尊重される差別のない社会をめざします。
(２)「児童を虐待から守る条例」を推進し、児童虐待の根絶をめざします。また児童相談所の機能強化を促進します。
(３)子どもの安全を守るとともに、いじめをなくすため、学校、家庭、地域など関係者の連携強化に努めます。
(４)ＤＶ被害者とその子ども・親族の安心と安全に配慮した総合的なＤＶ対策を推進します。
※ＤＶ(ドメスティックバイオレンス)：配偶者からの暴力
(５)人間を大切にする都市をめざし、自殺防止対策を講じます。
３ 交通安全対策
(１)生活道路の危険個所におけるカラー舗装化等をはじめ、効果的な交通安全対策を推進します。
(２)通学路の安全対策を推進します。
(３)交通ルール・マナーの効果的な啓発をつづけます。
いつも目を光らせることが大切！
４ 生活環境の保全
(１)「空家等対策の推進に関する条例」を活かし、街の美観を保つとともに、防犯・防火に努めます。
(２)のら猫対策として、なごやかキャット事業を推進します。
(３)区役所を中心に、市民、企業、関係諸機関の連携のもと犯罪抑止に努めます。
(４)汚染物質・有害物質の監視態勢を堅持します。
(５)未知、既知を含め、感染症に対応できるよう防疫態勢を整備します。
(６)食の安全確保施策をさらに充実させます。
(７)北区内で“セアカゴケグモ”の生息が確認されるなど、状況の変化を踏まえ、衛生害虫等有害生物への対策強化をめざします。