名古屋市は、16行政区すべてに保健所を設置しており、これまで指定都市の中でも充実したものとなっていましたが、このたび、保健所を一か所に集約し、行政区には保健センターを設置することとなりました。指揮命令系統の一元化により大規模な食中毒などが発生した場合、即座に対応できるなどの機能強化にもつながりますが、一方で保健センター長は、法的には医師を配置する必要がなくなり、健康危機への対応が憂慮されます。平成29年3月8日の本会議で健康福祉局長は、「新体制移行後も、保健センター長は医師であることが望ましい」と答弁しましたが、ひきつづき注視していかなければなりません。
なお、この答弁は民進党市議団の新人・日比美咲議員の質問に答えたものです。日比美咲議員は、白血病のため志半ばで亡くなった日比健太郎元市会議員の妻で、夫の死去に伴い、平成28年12月に実施された名東区補欠選挙で初当選しました。また、民進党は、日比プラン(民進党骨髄ドナー登録推進プラン)」を策定し、一人でも多くの白血病の方が救われるよう活動しています。