後の世から評価される市政をめざして！

1 健康で衛生的な都市　　［健福］

1. ※未知の感染症に対応できる態勢の整備を促進し、公衆衛生施策の充実をめざします。また、新型コロナ対応事例を集積・分析し、無駄にすることなく活用するよう努めます。そして、アフターコロナ・新しい世界に適応しうる名古屋市をめざします。
2. 高齢者福祉の充実を図り、要介護高齢者とその家族をサポートするため地域包括ケアを推進し、いきいき支援センターの最大活用を図ります。
3. 高齢者のフレイル防止に力点をおいた施策を促します。
   *フレイル：「加齢とともに運動能力や認知機能等が低下し、生活機能に障害がみられ、心身の脆弱性が現れた状態だが、適切な介入や支援により、生活機能の維持向上が可能な状態」とされる。「健康な状態と要介護状態の中間」ということができ、回復可能であり、適切なサポートが重要。
4. 敬老パスは６５才支給を堅持し、お年寄りの健康増進施策を促進します。
5. 国民健康保険料の負担軽減を引き続き模索します。
6. 安心して介護を受けられるよう介護施策の検証を続けます。
7. 透析患者の医療費給付水準維持に努めるなど、さまざまな意見に耳を傾けます。
8. 「手助けが必要な人」と「手助けできる人」を結ぶヘルプカードおよびヘルプマークの普及啓発を促進します。［健福］
9. 骨髄ドナーおよびドナーが勤務する事業所の負担軽減、および骨髄バンクドナー登録の増加をめざし、骨髄バンクドナー等助成金交付事業の普及を促進します。
10. 予防医療の推進で医療費を抑制し、健康長寿社会の構築をめざします。
11. 「がん対策推進条例」を推進し、予防教育はじめ「がん予防」を啓発し続けます。また関係団体との連携を促進します。
12. 健康なごやプラン21でほとんど記述のない「眼の健康」について、時代の要請にあわせ、緑内障検診等の取組みを進めるよう強力に働きかけます。
13. 異常気象の常態化に対応するよう努め、特に夏場、体温を超える“危険な暑さ”といかに向き合うか、状況に応じ対応策とルールづくりを促します。
14. 食の安全確保施策をさらに充実させます。
15. のら猫（特定の飼主のいない猫）を増やすことなく、なごやかキャット事業を推進します。また、犬や猫などの殺処分ゼロをめざします。

2 消防力・救急体制の強化　［消］

1. 消防力、救急・救命機能の強化を促進します。
2. 消防隊と消防団の連携を強化し、団員の処遇改善を促進します。
3. ＡＥＤの取扱いを含めた応急手当のさらなる普及啓発に努めるとともに、住宅用火災警報器のメンテナンスについての啓発を促進します。

3 災害に強い街づくり　［防］［緑土］［住都］

1. 発災時、情報伝達にかかる市と区の連携態勢を検証し続けるとともに、「市・区役所」と地域、民間団体等との協力、信頼関係の構築をめざします。
2. 防災における近隣市町との相互連携を促進し、行政区や自治体の枠を超えた「広域避難態勢の確立」をめざします。
3. 「指定避難所運営マニュアル」の実効性について検証するとともに、避難所の環境整備や、災害弱者対応など、避難所のあり方を検証し続けます。
4. 南海トラフ巨大地震対策を、国、県と連携し継続的に推進します。そして、例えば、感染症がまん延した状況下での大規模地震発生や、大型台風襲来と大規模地震発生が重なった場合などの「複合災害」を想定し、適正な人員確保等について検証を進めます。
5. 民間木造住宅の耐震改修等を着実にすすめ、減災政策を推進します。
6. 「ゲリラ豪雨・治水対策」はひきつづき広域的視点で強力に推進するとともに、雨水調整池など既存施設が充分機能しているか検証し続けます。また、庄内川における流下阻害を引き起こすことが憂慮される枇杷島3橋狭窄部の解消について、国に対し強く働きかけます。
7. 公園の防災機能向上を促進します。
8. 日常時・災害時を分けず使うことのできる「フェーズフリー製品」の普及に努めます。
   *フェーズフリー：身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立てることができるという考え方
9. 全国瞬時警報システム（Jアラート）の認知度向上をめざします。